室町時代から脈々と続いてきた一子相伝の伝承芸術『能樂』。600年の昔からほとんど変わることなく、人から人へと受け継がれてきました。長い間受け継がれてきた背景には、時代が移り変わっても、人々が面白いと感じる物事をわかっているからです。言い回しや言葉の壁なんて気にせずに、気楽な気持ちで楽しんでいただけるプログラムです。
「創」の『古典芸能鑑賞会』は、体験型鑑賞を特徴としています。
狂言ワークショップでは腰をすえた所作の方法、発声の方法など、狂言的表現の方法を実際に子ども達に体験していただき、狂言をより身近なものに感じていただきます。
古典芸能は大人が出会いをセッティングしないと、子どもたちの意思で鑑賞する事のない分野です。多感な年齢の時期での出会いは、後の職業選択にも影響を及ぼす大切なトピックスです。是非とも、日本の伝承文化を継承し、奮闘している人々の情熱を感じ取っていただければ幸いです。
[江戸の笑い・室町の笑い]
狂言の起源は室町時代の京都まで遡るといわれています。対して、落語は江戸時代 大衆文化が大きく花開いた時代に生まれたと言われています。
室町時代から脈々と続いてきた一子相伝の伝承芸術『狂言』。
その時 その場の観客との共有空間で作り上げられる一過性の芸術『落語』二つの笑いの質の違いと面白さを体感していただけるプランをご覧になっていただきます。
京都を中心とする大蔵流は大別すると茂山家、山本家の二系統に集約されます。 千五郎家は、現在四世 茂山千作の長男である十三世 茂山千五郎(重要無形文化財総合指定保持者)を中心に、京都を拠点の場としています。善竹家は二世 茂山忠三郎の養子茂山弥五郎によって立てられた家です。茂山弥五郎が狂言師で始めて重要無形文化財各個指定を受け、狂言初の人間国宝となった折り、能の金春家より、金春善竹の名を与えられ、それを機に善竹と改姓。東京、大阪に別れて幅広く活動することとなりました。
和泉流は、山脇・野村・三宅という異なった芸脈の三派があり、明治以降はその流れをくむ菊次郎家・又三郎家・万蔵家が実在しました。萬狂言は、加賀前田藩お抱えの狂言の家、野村万茂家を母体とし、300年続いた有形無形の資産を未来へ伝承すべく、五世 万之丞が新しく編集し主催したものです。 東京を中心に、北陸・関西・九州にも拠点を持ち、全国各地で狂言の普及公演やワークショップ、こどもたちへの指導活動を行っています。
全員で体験するワークショップコーナーや狂言の型をご指導するワークショップなど
学校様のご予算・ご要望をお申し付け下さい。